眠れない夜に体から追い出すべきもの
それは、あなたが吸った息である。
眠れない時は大概、肺の中にいっぱい空気が詰まっている。それで息苦しい。
空気がありすぎて息苦しいというのも変な話だが、胸でばかり息をして、気づけば寝た体勢でも肩が上がっている。
だから一度、息を全部吐き出す。
お腹の中まですっからかんになるように、全部。
今度は空気が足りなくなって苦しくなったら、思い切り吸い込む。
吸い込んだ空気が自ずと入り込む先は、さっきまでパンパンだった胸ではなく、ぺちゃんこにした腹である。
これで初めて、腹式呼吸ができる。
これで初めて、横隔膜が正常に働く。
眠る時の呼吸を司るべきは、自律神経で働く不随意筋である。即ち、横隔膜である。
覚めている時も、本来は柔らかな横隔膜で呼吸をするべきではあるが。
吸ってばかりいるせいで、横隔膜が硬くなっている人が多い。
夢から覚めるとき
眠っている間に尿意を催して、でも起きてトイレに行くのが面倒で、無理やり眠っていると必ず見る夢があります。
やっと見つけたトイレが糞尿まみれできったねーのです。
イヤー!!さすがにこんなとこじゃムリー!!
と思って、目が覚めます。
お陰さまで、漏らさずに済んでいます。
テンパイの一服
学生の頃、麻雀が好きで時々遊んでいました。
私が煙草に火を点けた瞬間、右隣りの男子が「はい、でた、テンパイ※の一服」と言いました。
※あと一つそろえばアガれる状態です。
確かに、ちょうどテンパったところだったのです。
「いや、まだぜんぜんだし!」とか言いながら必死で悟られまいとしましたが、他の男子もニヤニヤするだけで信じていない様子です。
私は堪らなく悔しかったので、次はなんでもないところでもう一度、煙草に火を点けてみました。
名付けて、ブラフの一服であります。
見事に誰も反応しないのでした。
その繊細な洞察力を、なぜ恋愛で発揮できないものか、不可解で仕方ありませんでしたね。
金が懸かると変わるのでしょうか。
いや、金は断じて賭けていない。
ペット
ないがしろにしがちな日常に、愚痴一つこぼさず、そっと寄り添ってくれる。
いつもいつも、いつまででも、信じて待っていてくれる。
幸せ?って訊いても、答えてくれない。
そして、命懸けで、いなくなる。
温かかったのに、冷たくなる。
柔らかかったのに、硬くなる。
でも顔を押し当てたら、いつもと同じにおいがするから、
名前を呼んだら、瞳に光が戻るかもしれない。
大事にしてきたはずなのに、どういうわけか「ごめんね」と思う。
「ありがとう」が、いまごろになって堰を切ったからだろう。
おねえさん
見知らぬ子供から「おねえさん」と呼びかけられて大変に喜んでいたのですが、
別の日に見知らぬ男性からも「おねえさん」と呼ばれてなんだか不愉快でした。
では、彼からなんと呼ばれればよかったのかと考えた結果、「お嬢さん」という言葉が浮かんだので、私は誰かに一発殴られた方がよいのだと思います。
KAT-TUN
Nって誰だっけ・・・と、数分の間思い出せませんでした。(そっち?)
上野千鶴子の東大での祝辞
フェミニズムといわゆる「モテ」は相性が悪い。
上野千鶴子さんが東大の入学式で贈った祝辞は、そういう意味で私を混乱させた。率直に言って、結局何が言いたいのか、よく分からなかったのである。
でも、その話は長くなるので、また今度にしよう。
私は上野さんの書く文が好きである。共感したりしなかったりするが、過度に情緒的でなくロジカルで分かりやすい。もっと大胆に言えば、ヒステリックでなく冷静である。
上野さんは、男性から「キミの書く論文は、名前を隠して読むと、男が書いたものとして通るよ」とほめられたことにひどく傷ついたと、彼女の著書の中で言っている。
女が論理的な文章を書くと「男みたい」と言われる。論理は男のものであって、言葉は男の論理で汚染されている。女は失われた母語の痕跡すらわからない、と。
私が上野さんの書く文に好感を持つ所以は、私の思考もまた男の論理で汚染されていることにあるのだろう。
あの祝辞はつまり、男の論理に染まった女たちへの嘆きであるとともに、そんな女たちの上で報われている男への警告とも取れる。
やたらと感動したという声も多かったようだが、そう考えると別に感動できるような話でもないし、普段の上野さんの論調からすれば、言いたかったことはこれだろうと思う。
けれど、「で、どうしろってんだ」という疑問が残って結局分からない。
あ、そうだ、長くなるからまた今度にするんだった。
そうそう、夜になるとそんなことをあれこれ考えだすから、また眠れなくなるのである。
湘南ふじさわファミリーフェスタのご報告
5月18日に開催された湘南藤沢mama’s 第16回湘南ふじさわファミリーフェスタに出店させていただきました。
出店させていただいたのはこれが3度目で、開催のたびに規模が大きくなっていき、主催者である湘南藤沢mama’sさんのご尽力に感心するばかりです。
これまでは、どちらかといえばママの子育て応援にフォーカスされていたのが、今回はファミリーとなり、パパや子供たちはもちろん、じいじ・ばあばもお見えになっていました。とても素敵なことだと思います。
忙しいなか、応援に駆けつけてくださった方々には感謝でいっぱいです。大人は忙しいのです。それなのに、わざわざ足を運ぶことがいかに大変か、ただでさえ出不精な私はよく分かっています。
私もできるだけ、人にはちゃんと会いに行こう、と思いました。大切なことを教えていただいたような気がします。ありがとうございました。
ストレッチインストラクター。13年間のデスクワークの後、ストレッチと体幹運動で重い冷え性と生理痛を克服。デスクワーカー向けのストレッチレッスンをしています。
主婦の友社のウェブメディア「OTONASALONE(オトナサローネ)」でヘルスケアライターとしても執筆中。