85歳のおばあちゃん、ストレッチと体幹運動でスーパー元気になる

こんにちは。ストレッチインストラクターの青柳です。体は何歳からでも変わるし、体が変わると気持ちも変わってくるものだということを、祖母を例にお伝えしたいと思います。

上の写真でプランクをしているのは、私の祖母です。昭和10年生まれ、85歳です。

ちょうど一年前から、毎週欠かさず私と一緒に一時間のストレッチと体幹運動をしています。

前屈している写真も載せておきます。

ビフォーを撮影しておかなかったことが悔やまれるのですが、以前はプランクもきれいにできなかったし、前屈だって床に手が付きませんでした。

それどころか、数年前に祖父が亡くなったころは、祖父が最期には認知症を患ったこともあって心身ともに疲弊し、杖をつかねば歩けないほどでした。祖父の死後、少しずつ回復して杖は必要なくなりましたが、もともと体が丈夫な方ではありませんでした。

祖母は定年まで24年間、事務の仕事をしていました。いまのようにパソコンのない時代ですから、紙とペンでのデスクワークでした。私と同様、ひどい冷え性で足先なんかはいつでも冷たい。つい去年まではずっと、冬は特に冷え性が堪える季節だったようです。ところが今年は少しも冷えを感じない。むしろポカポカしていると嬉しそうに言ってくれています。

ある時、親族の結婚式に参列した際にホームビデオに映った自分を見て、その丸まった背中にショックを受けたそうです。それからずっと、自分の丸まった背中が嫌だったそうです。しかし、いま、85歳にして背筋がピンと伸びたことをとても喜んでくれています。

年を取ってから、お風呂で湯船に背中をもたれさせたとき、背骨がぶつかって痛かったそうです。それがなくなったんだとか。

また、人と外食なんかをして少し長めに座っていた後で席を立つと、立ちくらみのような症状があり、しばらくじっとしていないと歩き出せないことが多かったそうです。それもいつの間にかなくなったんだとか。

歩くときには自然に、前へ前へと脚が出るようになったそうです。駅でエレベーターではなく階段を使うことこともあるようで、それが少しも苦ではないことが、信じられないと言っています。

先日の健康診断では、すべての項目で異常なし。この年でこんなことってあるの!?って自分でビックリしていました。身長も去年より伸びていたそうです。そのうえ、今年は一年間、風邪一つ引かなかったそうです。ずっと体が弱かったから、こんなの生まれて初めてよ、と。血行が良くなり基礎代謝とともに体温も上がったので免疫力がついたのでしょう。

私が一番嬉しかったのは、祖母が安定剤を飲まなくても眠れるようになったことです。更年期以降、毎晩安定剤を飲んでいた。薬を飲まなければ眠れないと思っていた。けれど、湿布が必要なくなり、厚着をする必要がなくなり、階段で手すりが必要なくなった。それならば、安定剤もひょっとしたら必要ないかもしれない。そんな心境になったという変化が、嬉しかったのです。

健康のために、新しい何かを取り入れることは、わりと容易なのです。しかし、いままでやってきたことをやめる、というのは、けっこう難しいのです。いや、かなり難しいのです。だって、そのほうがいいと思ってやってきたのですよ。そのほうが安心だと思って続けていたのですよ。やめるって、不安です。

でも実際にやめてみたら、安定剤を飲んだ時のようにすぐにぐっすり、というわけにはいかなかったそうですが、眠れないことはなかったようです。だったらまぁ、飲まなくてもいいか、ということになったそうです。

ストレッチと体幹運動が、安定剤が不要になった直接の理由ではありません。でも、85歳でもまだ変わる、いままでより元気になれる、そういう自信が、長年の習慣も変えてみようかという心の変化に繋がったのではないでしょうか。

ストレッチと体幹運動のおかげで、祖母はいま、スーパー元気です。これは、ちょっと特殊なまでの成功例ではないかと思います。おそらく、可愛い孫娘の言うことだからと、全幅の信頼を寄せて取り組んでくれたことが大きいでしょう。でも、体はわりと素直ですから、やれば誰でも変わるものです。変わった変わったと喜んでいれば、心も前向きになるものです。

どうですか?やってみません?

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