ブログ記事本文の書きだしは小林製薬のCMをマネろ【結論から書くコツ】

こんにちは。青柳です。主婦の友社のWEBメディア「OTONASALONE(オトナサローネ)」で働く女性向けの記事を執筆しています。素人ライターだった私がプロライターとして執筆することになり、日々学びながら得たライティングの知識と経験をシェアします。特に美容・健康関連のサロン等を運営している女性向けです。

小林製薬のCMをパクれば「結論から書く」ができる

記事は「結論から書け」と言われているけれど、どうやって書き出せばよいのか分からない。どう書いたら、結論から書いたことになるのか。

本文の書き出しは、書くことに慣れていない人にとっては本当に難しい問題ですよね。ここで悩んでしまうと何も進まず、書くこと自体イヤになってしまうものです。

そんなあなたにはぜひ、小林製薬のCMをマネしていただきたい。

小林製薬のCMのナレーションのとおりに、あなたが書きたいことを当てはめれば、それが最初に書くべき「結論」となります。

例として、「サカムケア」のCMのリンクを貼っておきます。ちょっと見てみてください。

https://youtu.be/0UTp6SG2mZE

文字起こししたものがこちらです。

①あっ!小林製薬!

②ひび、あかぎれは、指先、関節、あちこちできて水が沁みる!

③そこで、サカムケア!

④あちこちの傷に塗ると密着して、バッチリ防水!沁みない!

⑤ひび、あかぎれに、サカムケア!


これを記事に当てはめると、以下のようになります。

①は、冒頭の自己紹介です。

②は、あなたがこれから解決しようとしている読者の悩みです。

③は、あなたが示す解決策です。

④は、なぜその解決策がよいのか、という理由です。

⑤は、まとめ。

本文の書き出しを「結論から書く」には、②と③をあなたに当てはめて書けばよいのです。

で、その後に④と⑤を書けばOK。

ね、分かりやすいでしょう?

実はこの記事の書き出しも、同じように②と③に当てはめて書いていますよ。

読者を惹きつけられない、やりがちな失敗

文章の最初で「この記事に何が書かれているのか」「何が解決できるのか」ということが分からないと、読み手にとってはストレスになります。

自分の知りたいこととは別のことが書いてあるかもしれないので、時間の無駄になる可能性がありますよね。

最初に「結論」を提示していれば、読者が記事を真剣に読むようになります。ちゃんと惹きこめるのです。

しかし、これとは全く逆のことをしてしまいがち。私もよくやっていた3つの失敗を挙げます。

  1. 季節の挨拶をする

    「まだまだ寒いですね。朝起きるのがツライ!春が待ち遠しいですね。みなさんはいかがお過ごしでしょうか?」みたいなやつ。

    要りません。無駄です。邪魔です。これが成立するとすれば、寒い朝にスッキリ目覚められる方法を紹介する場合です。それに、「みなさん」は禁句です。「あなた」に語りかけてください。
  2. 時事ネタを語る

    「東出昌大の不倫の話題で世間はにぎわっていますね。オトコって、どうしてこうなんでしょうか。唐田えりかって人の匂わせもヒドすぎますよね。ところで、今回の記事では…」みたいなやつ。

    要りません。マジで邪魔です。あなたが「オトコを魅了し続けるメイク術」を紹介するなら話は別ですよ。しかし、どうせ無関係のネタを書くつもりなのでしょうから、おやめなさい。
  3. 個人的ニュースをブチ込む

    「先日、友人と温泉へ行ってきました!露天風呂から見上げた星空が最高でした。心も体もリフレッシュして元気いっぱいです。」みたいなやつ。

    興味ありません。あなたの日記なんて、他人にとっては全くの無益。その情報は誰の役に立つのでしょうか。あなたがこれから温泉成分の効能について紹介するならいいですよ。でも関係のない話はしないでください。

どれもこれも、読者との距離を縮めたくて、よかれと思って書いたんですよね。「わかるー」って思ってほしかったんですよね。わかりますよ。

でも、誰に「わかるー」って思ってほしいのでしょうか。

もう一度、小林製薬のCMを見てください。

サカムケアのCMで「わかるー」と思ってほしい相手は、ひびやあかぎれが水に沁みて辛いと感じている人です。それが瞬時にわかります。それこそが、読者を惹きつけるのです。

あなたの過去の悩みそのものが、読者を惹きつけるのですよ。

あなたも読み手も忙しいのです。「無駄に話の長い人」にならないでください。

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