朝起きたら腰が痛い・・・寝ているときの頭の位置、高すぎませんか?

枕の高さが高すぎると首がこるとか肩がこるといったことはよく聞かれますが、腰の痛みも枕が原因の可能性があります。実際には、首も肩も腰も、凝っているのではなく引き伸ばされて痛いのです。

人間は1/3を寝て過ごすと言います。実際に一日8時間も睡眠をとれている人は少ないかもしれませんが、寝ている間、長時間同じ姿勢を取り続けていることになります。
枕が高いと、頸を前屈させた姿勢を固定することになります。頸の後ろ側の筋や肩、背中の筋肉は引き伸ばされた状態をずっと続けることになり、血行不良が生じます。このため痛みを感じるのです。

寝起きは痛かったけどしばらくしたら治った、といのは体が動かされることで血行不良が多少は解消したから

寝相が悪い人は寝起きに体が痛いなんていうことはあまりないでしょう。(どこかに体をぶつけたりしていたら別ですが・・・。)寝ている間も動いていた方が健康には良いのです。

ちなみに、私はもう枕そのものを使っていません。たまに、鼻づまりで眠れない時などに枕を使うのですが、その翌朝は確実に腰が痛いです。

そういえば、どこかのサイトで枕の高さより少し低くくなるように丸めたタオルを肩甲骨の下あたりに敷くと首が痛くならない、とオススメしている記事を見つけましたが、背中が引き伸ばされていることには変わりありません。根本的な解決策とは言えないですね。

枕は頬をたるませる!?胸鎖乳突筋が縮こまっていると老け顔に

頸の屈曲に使われる筋肉は、主に胸鎖乳突筋や前斜角筋などです。いずれも呼吸にも機能する筋肉で、息を吸うときに肋骨を引き上げるのに関与します。
呼吸がしづらい人は、これらの筋肉が凝り固まっています。緊張などが続いて呼吸が浅くなっているときも、これらの筋肉がずっと収縮しています。

胸鎖乳突筋は、胸骨・鎖骨から始まり、耳の後ろにつながっています(起始・停止は図を参照)。頸の前屈姿勢を続けることによってこの筋肉が短くなると、顔の筋肉も引っ張られて下がってきてしまいます。

ただでさえ重力で下へ下へと引っ張られているのに、さらに引っ張られてしまっては、そりゃ頬のたるみも加速します。

いきなり枕をしないで眠るのはハードルが高いかもしれませんが、まずは枕の高さを低くすることから始めてみてください!良いことがたくさんありますよ!

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