「骨盤が開く」ってなんだ?姿勢が悪いのは本当に骨の問題??

「骨盤が開いてますね」とどこかで言われたことがある方や、ご自身で骨盤が開いていると思っている方は、下の写真のような姿勢をしていませんか?

横から見たら、こんな感じ。上体が後ろ体重気味で、お腹が前に出ています。

たぶん、骨盤が開いているというのは、ここを見て言っているのではないかと思います。

でもここ、骨盤じゃありません。ここは、大転子です。脚の骨です。

股関節の筋肉の縮こまりが姿勢を悪くする

骨盤が開いているのではないのです。股関節が内旋している(内に入っている)せいで、大転子が前に出て骨盤が広がっているように見えているだけです。骨盤は開いたり閉じたりするものではないのです。股関節の内旋に働く筋肉が縮こまっているので、この縮こまりを戻してあげれば大丈夫。

下の写真の右のようにちゃんと立てば骨盤が開いているように見えません。つま先の向きが左右で違うことに注目してください。

股関節が内旋してしまっている人には、下の動画のストレッチをおすすめします。

主婦の友社さんのWEBメディア「OTONASALONE」ではO脚改善の記事も書かせていただいたので、こちらも参考にしてみてください。

あわせて、トレーニングチューブを使ってスクワットしていれば、効果バツグンです!

後ろ体重をやめれば骨盤後傾は直る

また、この姿勢の骨盤は開いているのではなく後傾しているのです。

骨盤が後傾している人は、ハムストリングス(腿の裏側)や殿筋に縮こまりがあります。ハムストリングスや殿筋をストレッチしてあげることで、骨盤の後傾が改善されます。骨盤の後傾が直ると、実は股関節の内旋も直りやすいのです。

骨盤後傾の改善におすすめのストレッチはこちらです。

マッサージボールをお尻やモモ裏の下に敷いてゴリゴリするのも効果的です!特にデスクワークの人は常備しておきたいですね。

筋肉の縮こまりを解いて姿勢が直ると、血行も良くなり冷え性が改善したり代謝がアップしますよ!

あわせて読みたい、骨盤後傾の姿勢についてはこちら。

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