巨人・小林誠司はなぜ足が遅いのか?赤筋と白筋の観点から究明に挑戦!
小林選手と言えば、イケメンキャッチャー。最近、スタメン出場しないので応援に熱が入りません。
そういうわけで、小林応援企画!足が遅いことをネタにされ、ご本人も気にしているようですが、大丈夫!筋肉の性質を考えれば、キャッチャーが足が遅いのはがんばっている証拠なのだ、ということをお伝えしたいのであります。
筋繊維は、赤筋と白筋に分けられる(別名:赤筋は遅筋、白筋は速筋)
赤筋は、その名のとおり色が赤く、インナーマッスル(深層筋)に多く含まれます。
インナーマッスルは骨の近くで姿勢の維持や固定をするために働きます。
色が赤いのは、血が多く含まれるためです。
血が多いということは、酸素が多いということ。
酸素がたくさんあるため、長い時間でも疲れずに機能することができます。
持久力に優れているのが赤筋です。有酸素運動というのは、この赤筋を使う運動のことです。
白筋は、赤筋のように血が多くありません。だから白いのです。
酸素がなくても機能することができ、瞬発力に優れます。
しかし、酸素がないのですぐ疲れます。持久力はありません。
白筋はアウターマッスル(浅層筋)に多く含まれ、骨から遠いところでテコの原理を使って体を動かすために働きます。この筋を使う運動は、無酸素運動と呼ばれます。
※例えば浅層筋の上腕二頭筋は白筋、ということではなく、上腕二頭筋には赤筋より白筋が多い、という意味です。
赤筋と白筋の割合は、生まれつき決まっている
マラソンが得意な人と短距離走が得意な人がいるのは、その人に赤筋が多いか白筋が多いかの違いです。
長時間のデスクワークがへっちゃらな人もいれば、動き回っていないとダメな人がいるのも、然り。
短距離走を速くするには白筋を鍛えればよいのかと言えば、そうではないのです。鍛えても大きくなるだけで、その割合は変わりません。
小林は赤筋が多いから足が遅いのか?
キャッチャーは同じ姿勢を維持したままでいる時間が長いポジションなので、赤筋が多いタイプの人がキャッチャーになりやすい、ということはあると思います。
白筋が多い人が姿勢を固定し続けることは耐えられないでしょう。
ただ、気になることは、「子供の頃は足が速かった」とご本人が言っていることです。ズームインサタデーのプロ野球熱ケツ情報で見ました。
インナーマッスルの柔軟性向上に!
白筋は持久的トレーニングを続けると「ピンク筋(中間筋)」になる
これなんじゃないかと。キャッチャーをやっているうちに、小林の白筋はピンク筋になってきたのではないかと想像します。(申し訳ないですが、小林に触ったこともなければ筋繊維がどうなっているかも知りませんので、もう想像でしかありません。)
ピンク筋は、白筋の瞬発力を「損なわずに」赤筋の持久力も兼ね備えたすごい筋だと紹介されている場合がありますが、無酸素で動けるところ(白)に酸素を使う要素(赤)が混ざっているのだから、瞬発力を全く損なわない、ということはないんじゃないの、というのが私の考えです。ちなみに、赤筋がピンク筋になることはありません。
足が遅くなったのは、たくさんキャッチャーの練習をした証拠。
キャッチャーをしている限り足は速くならないと思うけど、もっと打てるといいですね!
がんばれ!!!!!!
首位打者の頃
(読売ジャイアンツ公式サイトより)
緊張でソワソワする小林に、坂本が喝を入れるシーンが個人的に好き。
小林選手の立ち姿勢についてはこちら
ストレッチインストラクター。13年間のデスクワークの後、ストレッチと体幹運動で重い冷え性と生理痛を克服。デスクワーカー向けのストレッチレッスンをしています。
主婦の友社のウェブメディア「OTONASALONE(オトナサローネ)」でヘルスケアライターとしても執筆中。