巨人・岡本和真と学ぶ下半身の重要性。肩の力、抜いていこう!
村田修一がホームランを打つときの力感のないフォームが好きです。全く力を入れずに、ほい、とバットを振ったらホームラン、みたいな感じが。
※BCリーグの栃木ゴールデンブレーブスはホーム最終戦の9月9日に向けて、「男、村田BRAVESファイナルロード特別企画」を行なっているようです。ご参考までに!(誰の参考になるか分かりませんが)
その村田の背番号25を巨人で引き継いだのが岡本和真です。今シーズンの活躍ぶりと言ったらそれはそれはもう素晴らしい。
このままいけば、高卒4年目で30本塁打100打点の快挙に届きそうです。頑張れ!
岡本のホームランもまた、村田みたいな力感のないフォームです。
小さいころから村田に憧れていたという岡本、背番号だけでなく力の出し方まで引き継いだようです。指導したのは二岡みたいですが。
打撃改造!上半身で打たない。下半身を使う。
昨年の秋季キャンプで、バッティングフォームを修正したそうです。
下の写真の、左が昨季で右が今季です。
昨季まではバットを高く構え、スイングの際に後ろに大きく回していました。
大きく回さないと打球が遠くに飛ばないと思っていたからだそうです。
しかし、今季からは後ろに大きく回すのをやめ、そのままバットを出すようにしたことで、ボールの見極めができるようになったのだとか。
(大きく振るということは早く振らないといけないので、その分、変化球にも手が出てしまう。)
スイングで反動を大きくしなくても、打球が飛ぶ、これを叶えたのが下半身だと思います。
上の写真、バットの位置より私が気になるのは下半身です。むしろこっちの方が全然変わってるじゃん、と。
昨季より今季の方が、重心を落としてどっしりと構えています。
実は松井秀喜から、下半身を使え、というアドバイスをもらっていたようです。さすが松井。
下半身はどっしり根を張り、上半身は柳のようにゆらゆらと。これは、私が整体を教わる時に何度も先生から言われたことです。
腕に力を入れてはいけない。下半身から力を出す。力は入れるのではない、出すのだ。と。
最初は、何を言われているのかさっぱり理解できませんでしたが、お陰様で腕力に頼らない施術を身につけることができました。
不思議なもので、腕力で施術されると揉み返しが起きたり、ひどいときには痣になったりするのです。
それに、腕力で施術していたらセラピストも自分の体を壊します。仕事のせいで腕が痛いとか指が痛いと言っているセラピストさんの施術は、私だったら受けません。
下半身を鍛えて、上半身の力を抜く。これ、健康への近道。
「私は野球選手じゃないし整体師でもないから関係ないわ」なんて、どうか仰らないでくださいませ。
私はもともと、ひどい冷え症で体温も低く、休んでもだるさの抜けないような体でした。
しかし、いまとなってはそのような体の悩みや不調はありません。
「下半身はどっしり根を張り、上半身は柳のようにゆらゆらと」を目指した過程で、いつの間にか改善したからなのです。
どうしたらそうなれるのか。これをやれば即効!なんて都合の良すぎるものはありませんけれど、このブログの中でご紹介している運動やストレッチを少しずつでも続けてみてください。
読み返すのがめんどくさい、という方へ!じゃあ、
これで紹介したスクワット↓
と
これで紹介したストレッチ↓
をまずはやってみましょう!
最後に余談です。
村田の背番号25のもう一人の後継者、日本の4番で横浜DeNAベイスターズの筒香、今季の初めはフォームがちょっと変わっていました。
なぜか重心を上げて若干、棒立ちのような感じになっていたのです。なにやってんだ、と思っていましたが、やっぱり途中から元のとおりに重心を落として調子を上げました。そりゃそうだよ。
ストレッチインストラクター。13年間のデスクワークの後、ストレッチと体幹運動で重い冷え性と生理痛を克服。デスクワーカー向けのストレッチレッスンをしています。
主婦の友社のウェブメディア「OTONASALONE(オトナサローネ)」でヘルスケアライターとしても執筆中。