またまた大実験!デスクワークではなぜ猫背が自然なのか?

体整え倶楽部に新たなメンバーが加わりました。ニクオさん(本名:キン肉スグル)です。自立できるうえに人間並みの関節可動域の持ち主です。どうぞよろしくお願いします。

体整え倶楽部では、新メンバーに実験台になっていただく恒例行事がありますので、ニクオさんにも早速、洗礼を受けていただきましょう。

まず手始めに、片脚立ちをやっていただきました。

すごくないですか?!自分で片脚で立っています。重心のバランスを取れば、片脚立ちもできるのです。仮に、下のようなバランスが取れていない立ち方だと、支えていないと倒れてしまいます。

でも、人間であればこのバランスでも立っていられますよね。それは、バランスが悪くても、筋肉が重力に抵抗して頑張れるからです。

さて、これを踏まえて、座ってPC操作している格好もやってもらいましょう。

ニクオさんは猫背になって自分で座っています。しかし、下のように背筋を伸ばした座り方だと、支えていないと落ちてしまいます。

これも、人間であればこんなことにはなりません。ちゃんと座っていられます。それは、重心バランスが悪くても筋肉が頑張って支えているからです。
デスクワークをするのであれば、猫背の方が重心バランスが取れるので負荷が少なくて済みます。逆に猫背でなければ負荷が大きい分、体を壊す原因になります。
もちろん、猫背がいくら重心バランスが取れていると言っても、同じ姿勢を続けていれば筋肉は凝り固まりますから、ちゃんとケアも必要です。

猫背のことはこちらの記事でもご紹介しました。

そして、猫背で座ったままの姿勢で筋肉が凝り固まってしまうと、立った時にこうなります。

座っているときは腕と背中を後ろに丸めた重みでバランスが取れていましたが、立ったら腕を下ろしてしまったので、首を前に出し、膝を少し曲げることでバランスを取るようになります。
座り続けているせいでひざ裏の筋肉も縮みっぱなしになっていましたから、立っても曲がったままになりやすいのです。
よく見る猫背の人はこんな立ち方してませんか?

立った時に最も負荷の少ないバランスのとれた立ち方はこれ↓です。

この姿勢に近づけるために、縮こまって短くなってしまった筋肉を、元の長さに戻してあげる必要があるのです。引き伸ばされて長くなってしまった筋肉(背中・腰)を揉んだり叩いてほぐしたりしたら、もっと伸びてしまいますのでご注意ください!

 

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