調子に乗って運動したら筋肉痛・・・筋肉痛を早くとるには

週末のマラソン、テニス、トレッキング・・・せっかく誘ってもらったし、たまには運動してみるか!なんて参加してみたら、「あら、私ったら意外と動けるじゃない!」と張り切り過ぎちゃった翌日、待っているのは筋肉痛。

そもそも、筋肉はなぜ痛むのでしょうか。

痛みは、血行不良による筋肉の酸欠である

筋肉は、収縮と弛緩を繰り返すこと(=筋ポンプ)によって血液を送り、血中の酸素を体中に運びます。
筋ポンプは、体を動かすことで生じます。
よって、姿勢を固定し続けると、筋ポンプが行われずに血行不良になる、というお話はこのブログの中でも何度か出てきました。
そして血行不良で酸欠になっていることを知らせるために、痛みが生じるのです。

だから体を動かしましょう!ということを、何度も言ってきたような。

そうだ、だから動かしたじゃないか、動かしたら痛くなったゾ。どうなってるんだ一体。

同じ姿勢で居続けても、同じ動作を繰り返しても、血行不良になる

筋肉が収縮するためにはエネルギーが必要です。そのエネルギーは、酸素と糖から作られます。

同じ姿勢で居続けると筋ポンプが生じないため酸素が送られない、だから痛くなる、というのは分かりやすい。

同じ動きを続けると、筋ポンプが生じて酸素は送られます。しかし運動を続けるために供給される以上の酸素が必要になると、酸素の需給バランスが崩れます。

普段から血行が悪い人ほど、そのバランスが崩れやすくなります。

なぜ、翌朝、目が覚めた時に筋肉痛になっているのか

寝たからです。動かないと筋ポンプが生じません。急なスポーツで既に酸素が不足している状態なのに、寝てしまうことでさらに酸素が供給されなくなり、どんどん酸欠がひどくなるのです。

運動したその日、起きているうちは、なんだかんだで日常生活上の動きがありますから、まだ痛みは出ないかもしれません。しかし、寝たら最後。

寝る前に、よくよくストレッチするとか、軽く体を動かしておくとかすれば、それほどひどい筋肉痛にはならないでしょう。
でも、それをできない訳があります。

なぜなら、、運動したらすぐにビールが飲みたい!

そのために運動したと言っても過言ではないじゃないですか。え、ちがいますか。
念のためですが、飲んだ後にストレッチやら運動やらするべきじゃないですよ。

筋肉痛になったら、もう一度同じ運動をすればいい

痛い場所、つまり血行不良が起きている場所に酸素を送るには、昨日と同じ運動をして筋ポンプを起こせばよいのです。昨日ほど頑張らなくていいですから。まぁ、痛いですけど。そこはガマンして。

でも、運動したのが日曜だったら、翌日は仕事です。同じ運動をもう一度やるのはちょっと難しいかもしれません。
だったらせめて、いつもより多めに動きましょう。エレベーターではなく階段を使うとか。まぁ、痛いんですけど・・・。
とにかく、痛いからって動かなければ動かないほど、筋肉痛は長引きます。

とはいえ、「筋肉痛がひどい~」「私も~」なんて騒ぐまでがイベントっていうことでもいいんじゃないですかね。
どうせ3日もすれば治りますから。

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